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図解雑学 半導体 [半導体]

表紙タイトルで、
絵と文章でわかりやすい!
図解雑学 半導体 という、本を読みました。

今まで半導体の会社に携わっていた事もあり、半導体の仕事に縁のない人よりは
確かに詳しいのですが、超専門に特化した仕事の影響か認識のズレを感じました。
半導体の基礎から応用分野も含めれば範囲が非常に広く、全てを知った上で仕事に
従事している人は皆無でしょう。 なぜなら仕事上必要が無いからです。かと言って、
研究者にとっての知識としては必要最低条件といったところでしょうか。

開発者においても同様に最低限の知識としてあるほうが、仕事上の面白みでもある
のではないかと感じました。
本の内容では、なぜ半導体というのか?の基礎的なところから、応用までが図解で
詳しく説明されており、これから半導体関連の研究や開発に興味があるような方には
読んで理解しておくと良いと思います。図解が多く分かりやすいので中高レベルから
読んで理解できるのではないでしょうか。

私が、へーと思ったのは、真空管の発明については、エジソンの電球を光らせる時に
出る煤(すす)をガラスの内側につけさせない苦肉に策で金属板を入れたのが、
たまたま、そういう変わった現象を発見したことによるものだったのだそうです。

その真空管の考え方がダイオード、トランジスタへの応用になったと考えると、
エジソンの電球の発明なくして今日のような半導体、ましてや集積回路を応用した
電子回路からデジタル家電という産業は無かったという事になり、エジソンの発明
が新たな発明の引き金になっていた事に改めて偉大な人物なのだと感じました。

本の説明は、全般的に原子レベルからの説明が多く、わかり易いと感じました。

最初は、電気とは、雷や静電気、動電気、自由電子、などのキーワードからはじまり、
最後には、半導体の応用として、整流器、増幅器、発光ダイオード、半導体レーザー
の仕組みやユビキタス社会などの分野まで紹介されています。

少し半導体に興味がある方にはおススメします。
最初の一歩として読み理解する事で、更に専門書を読み解く力の源になるでしょう。

図解雑学シリーズは、良いかもしれませんね。

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